もうタグつつかない!!!!
で、またデストロイの続きを書いてるんですが、今までは暗すぎたんですが5章はなるべく明るくいきます!
証拠に5章のどこかで入れようと思うイザアス文を『続きから』にいれときますっ
一番穏やかなとこをくり抜いて適当に書いたので意味不明満点ですが、雰囲気だけ感じ取ってもらえたらとおもいます。
でもホント意味不明だからごめんね。
場所はオーブ。5章殆ど全部オーブ。
「やっぱり地球は不快だな」
イザークは何も付いていない腕を手で払った。
隣のアスランが「えー」と言って言葉以外の雰囲気で案に同調できないことを主張してきた。
そりゃ彼はもう地球…このオーブに住んで四年が経とうとしているのだからこの空気にも慣れたものなのだろう。
しかしプラントで生まれ育ち殆どの月日をプラントの人口空間で過ごしたイザークにとっては誰が何と言おうともこの湿気は無理だ。
「しかもこの潮」
「まあ湿度は高いけど、でも風は気持ちいいよ。ほら」
そう言ってアスランは大小無数の星が光る夜空へ向けて両手を掲げた。
それが合図であるかのように一陣の緩やかな風がイザークとアスランを一瞬包んで流れゆき、夜中でも湿度の高い空気で湿った肌を撫でて過ぎ去る。
イザークが睨み付けようかと視線を移した先でアスランは、ね?とでも言いたそうな笑顔を自分に向けていた。
風で砂浜にサンダルが少し埋まる。
アスランの手を辿ってイザークも夜空を見上げた。
イザークの視線を辿ってアスランも再び自らの手と夜空を見上げる。
「あの中にプラントがあるんだな。イザーク見える?」
「見えるか馬鹿。ここからだとプラントがどのくらいの大きさで見えると思ってる」
「え?どのくらい?」
「知るか馬鹿」
アスランはまた笑った。
イザークはずっと調子が掴めない。
六年前にこの国に入国した時も隣にアスランがいたが、お互いにモルゲンレーテの作業服で冗談でも笑っていられるような状況ではなかった。
アスランはいつも感情を押し殺したような表情をして、意見を肯定か否定かの形でしか口にしなかった。
今はお互い私服で、あの頃とは違う顔をしている。
一見好転しているかのように思えるが、しかし彼と自分の間柄は六年前とは比べものにならないほど遠い。
アスランは隣でずっと微笑んでいる。
イザークはそれを見るだけで、それを受け入れていいのか、拒絶すればいいのか、感情と理論どちらで整理すればいいのか、それすら勘定できない。
そんなイザークを知っていながらアスランはそれについて一切口にしない。
「プラントの乾いた空気も懐かしいな。でも、俺はここで生きてるから」
その言葉の続きはなかった。
手を下したアスランが代わりに違う話をふってきた。
「イザーク知ってる?昔みんな地球に住んでた頃は、みんな神様は雲の上にいるんだって思ってたんだって。地球でも、宇宙でもなくて、神様は地球と宇宙の間にいると思ってたんだって」
波の音が絶えず耳の奥に響いている。
「俺もそうじゃないのかなって思うよ」
間を置いてイザークは呟く。
「神様、ねぇ」
笑い飛ばせなかったのはアスランの言わんとする言外の意味を感じ取っていたから。
しかし彼のその言外の意図を肯定することはイザークの立場からはできない。
すると意外にもアスランの方が笑った。
「笑っちゃうよな。いないよな神様なんて」
見ればアスランは穏やかに笑っている。
それを聞いてイザークは昔から自分よりも妙にリアリストだったアスランを思い出した。
一定の間で続く波の音が遠い昔と今ある現実の境を曖昧にしている。
「でも俺達の遠い昔の先祖は、自分達では抗いきれない力の事をそう呼んだんだな、きっと」
抗いきれない力。
それを口にするアスランの笑みにここに来て初めて憂いが滲んでいた。
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意味不明ごめんなさい。
一応イザとアスには穏やかに話してもらう場面を用意したいです。
で、場所がオーブなので結構シンが出しゃばり、デストロイでのシンアス的な落としどころを5章で探そうと思います。